クマ目撃多発のなか親子で教室 鹿角市

クマ目撃多発のなか親子で教室 鹿角市

 クマの目撃の報告がことし、多発した去年をさらに上回るペースになっている鹿角市で、夏休み前の小学生の親子が、クマから身を守る方法を学ぶ教室が開かれました。

 市によりますと、市内ではことし先月末までに、クマの目撃の報告が前の年の同じ時期の1.8倍あまりとなる73件に上り、集落近くでの人身事故も1件起きています。

 こうしたなか、花輪の柴平小学校で10日、クマから身を守る方法を学ぶ教室が開かれ、児童およそ150人と保護者およそ50人などが参加しました。

 講師を務めた鹿角市農地林務課の小舘源太主査(43)は、40年ほど前はほとんどが山林だったクマによる人身事故が、近年は人の生活圏で多発していることを説明しました。

 また事故のおよそ8割がクマとはちあわせになったケースだとし、「鈴などで音を出して歩くことが事故防止で効果があります。鈴など意味がない、音を出すとクマが寄ってくるなどといった誤った情報に注意してほしい」と話しました。

 さらに、クマに出合った時の対応として、ゆっくり後ずさりすること、襲ってきたら、地面に伏せて、両腕で首を守る態勢をとることを呼びかけました。

 いっぽう保護者たちに対し、「子どもたちの安全のために、環境づくりで協力してほしい」として、通学路などの草を刈ること、クマの食べ物になるものを放置しないことなどを求めました。

 参加した6年の男子児童は、「クマの特徴や出てきそうな場所がわかった。自分の命を自分で守れるようにしたい」と話していました。

 また児童3人の母親は、「クマのニュースがあった時に、気をつけてねとだけ言っていたので、具体的なことを知れて良かった。家族みんなでもう一度確認したい」と話していました。

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