鹿角ゆかり2品、コンテスト最上位 特産品開発

鹿角ゆかり2品、コンテスト最上位 特産品開発

 優れた特産品の開発をたたえる秋田県のコンテストで、鹿角市ゆかりの2つの商品が最上位2つの賞を獲得し、鹿角の素材の良さ、企画力の高さを実証しました。

 このコンテストは、この2年間で開発された土産品、特産品を対象にした「あきた食のチャンピオンシップ」で、今年度は59の出品がありました。

 その最高賞「総合グランプリ」に、鹿角市の山林で採れた貴重な木の枝や樹液を使って造られたジン「AKITA CRAFT GIN 岑(ぎん) No.65」が選ばれました。

 鹿角市大湯の「西村林業」が、森の中の未利用資源の活用を潟上市の酒蔵「小玉醸造」に提案し、商品化されたものです。

 香りが良く、抗菌作用も強いクロモジの枝をアルコールに漬け込み、うま味と風味を広げるとともに、アルコール度数を下げるための水の一部を白樺の樹液に替えたことで、ジン特有のとげとげしい味がまろやかになっています。

 西村林業の西村公一社長(50)は、「隠れた有用なものが、自然の中にたくさんある。一つ一つを商品化し、大勢に鹿角の自然の豊かさを感じてもらいたい」と話しています。

 いっぽう、加工品部門の最高賞「部門金賞」に、フリーズドライした鹿角市産のモモ、リンゴ、イチゴが入った瓶に、ワインや炭酸水を入れて飲む商品「かづのフルーツサングリア」が選ばれました。

 市から事業委託された地元商社「恋する鹿角カンパニー」が、使い道が少ない規格外の果物に高い価値をつけようと開発しました。

 モモなどを急速冷凍させたあとに乾燥させるフリーズドライにしていることで、飲み物に味がしみこみやすく、また味や香り、栄養価が長もちできています。

 恋する鹿角カンパニーの三上英樹駅長(57)は、「加工品は農家の収益を高められるし、鹿角の強みを外に発信できる。開発を続け、鹿角を飛躍させるばねになりたい」と話しています。

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