事業所の退職シーズン 鹿角市役所は3人

事業所の退職シーズン 鹿角市役所は3人

 別れの季節です。年度末の退職シーズンのなか、鹿角でも事業所のベテランたちが、通い続けた職場や同僚たちに別れを告げています。

 今年度いっぱいで3人が退職する鹿角市では29日、退職辞令の交付式が行われました。

 辞令を手渡した関市長は、「行政事務が円滑に進められているのは、どんな時も努力を惜しまず尽力した、皆さんのおかげです。ご努力に敬意と感謝の意を表します」などと述べました。

 そのあと退職者たちは、市民ホールで花束を受け取り、同僚と職場に別れを告げました。

 28年間勤務した男性は、「国際会議の際にエスコートした海外の研究者と、鹿角の魅力について意気投合した時のことが特に印象深いです」と振り返りました。

 そして後輩たちに対し、「人口減少をはじめ様々な厳しい状況がありますが、信念をもって業務にまい進してほしい」とエールを送っています。

 市では、定年年齢を65歳まで段階的に引き上げる対応で、今年度は60歳から61歳に引き上げられており、今年度末の定年による退職者はいません。

 また市内の民間企業でも、人手不足という背景も重なり、定年年齢の引き上げが進んでいて、長きにわたり活躍する人が増えています。

(写真はクリックすると見られます)