素朴な演技と胸打つストーリー 鹿角市の市民劇団

素朴な演技と胸打つストーリー 鹿角市の市民劇団

 鹿角市の市民劇団の定期公演が行われ、素朴な演技と、胸を打つストーリーで観覧者たちを楽しませました。

 鹿角市の「演劇を楽しむ会」が平成4年の旗揚げ以来、行っている定期公演が、25日、花輪の複合施設「コモッセ」で開演しました。

 30回めの今回上演したのは、過去の作品を劇団の北村まさとさん(71)がリメイクした芝居「新・サクラサク」です。

 縄文遺跡がある架空の町を舞台に、人々の温かい共生が描かれています。

 世話好きで地域の中心的な存在のおばあさんや、好きな人を一途に思う不器用な男性などの役を、小学生から80代までの市民18人が演じました。

 幕が開くと、結婚したい男女を地域の人たちが応援したり、よそから来た人を地元の人たちが温かくもてなすシーンなどが繰り広げられました。

 訪れた観覧者たちは、市民劇団らしい、素朴な演技と、胸を打つストーリーに見入るいっぽう、恒例の「一本刀土俵入り」のシーンなどで笑い声を上げていました。

 観覧していた60代の男性は、「初めて見ましたが、プロと違い、同じ市民が演じているので、親近感を感じました。元気をもらいました」と話していました。

 村木哲文会長(75)は、「30年続けられたのは、団員の輪と観客の皆さんのおかげです。楽しくて、夢いっぱいで、あすへの力になる舞台を続けたい」と話しています。

 劇団の定期公演は26日も午後2時から上演されます。
 
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