脱炭素の入り口の取り組み紹介 鹿角市で講座

脱炭素の入り口の取り組み紹介 鹿角市で講座

 全国に先駆ける2030年までに二酸化炭素の実質排出量をゼロにする目標をたてている鹿角市で、達成で欠かせない市民の取り組みを紹介する講座が開かれました。

 地元の青年会議所が24日夜に花輪の複合施設「コモッセ」で開いた講座には、会員や関心をもつ人などおよそ50人が集まり、鹿角市のエネルギー政策への助言役をおよそ10年務めている信州大学の准教授、茅野恒秀さん(44)の講演を聞きました。

 茅野さんは、自身の生活のなかの二酸化炭素の排出量と削減量を示し、再エネ電力の購入などにより、相殺すると二酸化炭素を削減できる生活になっていることを紹介しました。

 削減の取り組みでは、賃貸住宅のため太陽光発電のパネルは設置できないものの、太陽光発電のオーナーになっていたり、電気自動車は購入しても自宅で充電できる電力を確保できないため購入を見送っているなど、柔軟な対応になっています。

 いっぽう市民がすべきこととして、電気の使用を必要最小限にするライフスタイルやビジネススタイルにすることと、使用を化石燃料から再生可能エネルギーに転換することの2点を挙げました。

 例えとして、電気自動車の買い替えをいつすべきかについて、「次に車を買い替える時に、電気自動車とハイブリッド車のコストパフォーマンスを比べてはどうか」と提案するいっぽう、「今後社会の変化で、ガソリンが手に入りにくくなる可能性も念頭におくべきだ」と付け加えました。

 最後に、鹿角市内に再生可能エネルギーの発電所が数多くあることなどを示しつつ、「鹿角市はポテンシャルが高く、カーボンニュートラルの達成で世界をけん引する力がある」と市民にエールを送りました。

 主催した鹿角青年会議所の大里恒博理事長(38)は、「脱炭素に向け、市民が様々な情報をキャッチして、周りに発信できるようにしたい」と話しています。

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