収量不足ながら甘さは抜群 小坂町のブドウ

収量不足ながら甘さは抜群 小坂町のブドウ

 小坂町のブドウ園で収穫期を迎えていて、農家が摘み取りに精を出すとともに、直売で購入する人たちが訪れています。

 小坂町の鴇(ときと)地区では30年あまり前からブドウが栽培されていて、ことしは8軒の農家であわせておよそ7ヘクタールで育てています。

 そのうち宮舘勝衛さん(90)のおよそ50アールのブドウ園では、今月上旬から収穫が始まっていて、たくさんの粒をつけた実を一つずつていねいに摘み取っています。

 ことしは春の開花時期に雨が続いたことで、収量が生食用で平年の3割ほどと近年にない少なさとなりましたが、秋になって以降の昼と夜の寒暖の差が十分となり、自慢の甘さは抜群だということです。

 このブドウ園では直売もしていて、値段は品種や大きさにより一房あたり150円から350円程度です。

 観光や帰省で立ち寄る人もいますが、お客のほとんどがリピーターで、ブドウ園では、「去年も来た、何年もここから買っていると言ってくれている、ここの味を覚えた人たちが中心です」と話しています。

 宮舘さんは8つの品種を栽培していて、今は、ブドウらしい酸味が味わえる「ブラックオリンピア」や、ジューシーで甘い「ハニージュース」、それに大粒で、食べ応えがある「巨峰」などが食べごろです。

 宮舘さんは、「30年以上ブドウを育てているが、ことしくらい収量が少ない年はない。それでも秋の天気が良くて、味がのり、甘くておいしいブドウになった」と話しています。

 宮舘さんのブドウ園では、来月上旬まで直売をしているということです。

大きく実ったブドウを収穫する宮舘さん
(写真はクリックすると見られます)