感染の急拡大で催し中止の動き 鹿角市内

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 新型コロナウイルスの感染が急拡大するなか、鹿角市内で催しの中止が再び出始めています。主催者は感染状況を注視しつつ、やむを得ない判断を決断しています。

 鹿角市を含む大館保健所管内の一日の感染者数は、今月11日まで一けた台を中心に推移していましたが、この2週間で急増していて、20日に初の3けた台に、そして26日に過去最多の292人まで増え、感染の拡大がこれまでにないペースになっています。

 そうしたなか市内では先週から、感染予防のため催しを中止や延期にする動きが出始めています。

 主なものは、秋田県の消防の研修会、小中学生のジャンプスキーの大会、鹿角市教育委員会の人材育成の講座、図書館の夜のイベントなどです。

 ジャンプスキーの大会は、北海道や長野などを含む、過去最多の70人あまりがエントリーしていましたが、主催する実行委員会が早々に中止を決めました。

 主催者は、「子どもたちは大会で大きく成長するし、底辺が拡大しつつある女子で30人を超えるエントリーがあり、断腸の思いだ。ウイルスが外から入るケース、ここから広めてしまうケースのどちらでも辛く、やむを得ない」としています。

 いっぽう国は、感染予防と経済を回すことを両立したい考えで、自治体や大規模なイベントは、現時点ではこれにならう構えです。

 鹿角市で最も多くの人を呼び込む催しの「花輪祭の屋台行事(花輪ばやし)」のほか、「毛馬内の盆踊」「大湯大太鼓」「十和田八幡平駅伝全国大会」などは、3年ぶりに通常どおり行われる予定です。

 花輪ばやしを主催する祭典委員会は感染対策を万全にしたい考えで、参加者の条件として3回のワクチン接種か、直前の検査での陰性を、また観客にはマスクの着用を求める方針です。

 祭典委員会の髙瀬幸広会長(66)は28日の取材に対し、「通常開催を前提にして、対策会議を続けている最中だ。県の感染警戒レベルが3に上がれば、通常開催は厳しいと考えているし、行政指導が出て従うことになると思う」と話しています。