鉱山の隆盛しのび祭典 鹿角市尾去沢

鉱山の隆盛しのび祭典 鹿角市尾去沢

 国内最大級を誇った鹿角市尾去沢の鉱山にまつわる祭典が開かれ、地元の子どもたち総出の創作ダンスなどで、町に活気があふれました。

 これは、旧尾去沢鉱山に勤めていた人たちの守り神「山神社(さんじんしゃ)」の祭典です。

 鉱山は4千500人近くが働いていたピークを経て、44年前の昭和53年に閉山しましたが、町の活気を保とうと、有志たちが祭典を続けています。

 ことしも宵宮の14日、関係者たちが神社で地域の平安を祈ったあと、会場を市民センターに移して各種の催しが行われました。

 そして本宮の15日には、見ものになっている創作踊り「かなやまソーラン」の披露があり、地元の保育園児と小中学生、それに大人たちおよそ200人が目ぬき通りで踊りました。

 踊り手たちが、今や地域の踊りとして定着しているソーランを勇ましく舞うと、通りは鉱山でにぎわっていた当時を思わせる活気となりました。

 見守っていた尾去沢下モ平の80代の女性は、「通りに人がいっぱい来ていて、町がにぎわっていた当時のようでうれしいです。こうして子どもたちが地元で楽しめる町であってほしい」と話していました。

 いっぽう、鉱山で働いた人たちの仕事のなかから生まれた、市の文化財の「からめ節金山(かなやま)踊り」も披露され、訪れていた人たちが当時をしのんでいました。

 かなづちの模型とざるを手に、上手に舞っていた小学6年の女の子は、「初めてでしたが、気もちを込めて踊れました。自分の町に踊りがあるのはすごいことだと思うので、年下の子たちにも踊ってほしい」と話していました。