「縄文食」の試験ツアー実施へ 鹿角市

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 鹿角市の縄文遺跡「大湯環状列石」でリアルな観光体験メニューの提供をめざす市が、近く行う試験的なツアーの内容をまとめました。縄文の食事の体験をどう楽しませるかがポイントになっています。

 市は学者など専門家の助言を基に、食、祭り、暮らしの三つのリアルな体験メニューをつくって、観光客や修学旅行生などに提供することをめざしています。

 その第一弾で、ことし3月の販売開始をめざしている食について、そのあり方を探るモニターツアーを今月20日から2日間行い、観光のプロの旅行エージェントや一般の人を招きます。

 市内の観光地も巡る今回のモニターツアーのなかで、最大の試しどころは、縄文の食事の体験です。

 参加者たちは遺跡のガイダンス施設で、土器のレプリカを使って、ゆでた山菜や、サケの鍋などを味見します。

 縄文時代は土器の発明で食が豊かになったのが特徴ですが、その気づきを楽しんでもらうために、生と加熱の味の違いや、食材の組み合わせによる味の変化などを意識できるようにするということです。

 市はモニターツアーの参加者から体験後にアンケートで意見を求め、旅行商品としての磨き合げに活用する方針です。

 また将来的には、遺跡のガイダンス施設での観光体験メニューの提供に加え、市内の宿泊施設などで縄文をテーマにした料理を食べられるようにして、縄文食を味わえる町としてアピールしたい考えです。

 市では、「どのようにして縄文の食が成立したかや、現代につながる料理の成り立ちの気づきを楽しんでもらえるようにしたい」としています。