装飾用のサクラの産地化が順調 鹿角地域

装飾用のサクラの産地化が順調 鹿角地域

 鹿角地域でブランド化をめざしている装飾用のサクラ「啓翁桜」の栽培者のグループが鹿角市役所を訪れ、順調ぶりをアピールしました。

 啓翁桜は、春の前に咲かせて、正月飾りや式典の装飾などで使われるもので、冬の農業所得を増やそうと、鹿角地域で7年前から産地化が進んでいます。

 11日は栽培グループの役員3人が市役所を訪れ、50アールで始まった栽培が、現在、四つの法人と8軒の農家であわせて6ヘクタールまで広がっていることなどを関市長に報告しました。

 また、鹿角の冬の農業収入が年間の3%にとどまっており、農家の所得拡大で冬の取り組みが課題になっていること、そして啓翁桜は早い出荷ほど価値が高く、気温が低い鹿角が有利であることを説明しました。

 関市長は、「夢と将来性のある取り組みだ。市も応援しながら、鹿角を代表するブランドの一つにしたい」と話しました。

 「かづの啓翁桜栽培グループ」の佐藤義隆会長(67)は、「市場からは、売り先がまだまだあり、もっと欲しいと言われ、生花店からも、鹿角の啓翁桜は花もちが良いと評価を得ている。品質にこだわって栽培しながら、日本で一番早い出荷を続けたい」と話しています。

 去年11月に始まったこの冬の鹿角の啓翁桜の収穫は3月まで行われ、前の年より4千本ほど多いおよそ3万5千本が、東京や秋田市の市場、それに近隣の生花店などに出荷される予定です。

 産地の目安とされる、出荷額が1億円を超えている鹿角地域の農産物は、コメ、キュウリ、モモなど6品目あり、啓翁桜の栽培グループでも5年後までの1億円突破をめざしています。