地元希望率、過去20年で最高 鹿角管内の新卒高校生

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 鹿角管内の高校3年生で県内への就職を希望する割合が、急激に伸びていて、高校生たちの地元志向の高まりが表れています。

 ハローワーク鹿角の11月末時点のまとめによりますと、県内への就職の希望者が57人、県外が15人となっていて、県内希望率は79.2%となっています。

 この割合は去年から15ポイントあまり増えており、ハローワークでは「記録がある過去20年で最も高いが、過去最高ではないか」とみています。

 ハローワークによりますと、当初は就職地を迷っていた生徒たちが、地元の採用情報や事業所の説明会、見学などをとおして、最終的に県内に決めるケースが多いということです。

 ハローワーク鹿角では、「地元にも優れた技術をもつ企業や、労働環境が魅力的な企業がある。今後も生徒、学校、保護者にPRして、地元定着につなげたい」としています。

 いっぽう、事業所の選考の解禁から2か月半後の11月末時点の内定率は、県内が80.7%、県外が100%で、全体の84.7%は過去10年で最も低い数値となっています。

 ハローワークによりますと、今年度は当初、公務員を希望していて、試験の結果を受けて県内企業への就職に進路を変えた生徒が多かったことが影響しているということです。

 いっぽう事業所側からみますと、求人は管内の87の事業所から205人分があり、地元就職を希望する生徒の数の62人を大きく上回っています。

 高校生一人に対し事業所から何人の求人があるかを示す管内の求人倍率は3.60倍となっていて、前の年からは1.01ポイント下がったものの、依然、若い働き手の不足が深刻です。

 県内の事業所に就職が決まった46人のうち、鹿角管内の内定者は34人です。