銀行強盗を想定して訓練 鹿角市花輪

銀行強盗を想定して訓練 鹿角市花輪

 全国地域安全運動の一環で、鹿角市の銀行で強盗への対応を確認する訓練が行われ、行員たちが体制を整えました。

 これは鹿角市の秋田銀行花輪支店で12日に行われたもので、行員と警察官たちおよそ20人が参加しました。

 訓練の開始時刻になると、正面の入り口から上下とも黒い服を着た男性が入ってきて、ATMの操作方法を行員に尋ねるなどしました。

 行員たちが注目していると、実はこの男性はおとり役の警察官で、しばらくあとに入ってきた強盗役の警察官がカウンターの前に行き、行員の前に模造ナイフを突き出して「金を出せ」と大声を上げました。

 行員たちは用意されているマニュアルと役割分担のとおりに、警察に通報したり、カラーボールを持って、逃走する犯人のあとを追うなど、てきぱきと行動していました。

 対応した30代の女性行員は、「最初は身の危険を感じるほど驚きましたが、日ごろ決めているとおりに対応できました。万が一の際は、自分とお客さんの身を守ることを優先したい」と話していました。

 鹿角警察署生活安全課の成田宏課長(42)は、「皆さんのイメージと違う訓練をすることで、頭がまっ白になったなかでの対応を確認できたと思う。金融機関や店舗の方たちには、自分は被害に遭わないと思わず、日ごろから備えをしておいてほしい」と話しています。

 このあと、特殊詐欺の被害を防ごうと、来店者への声かけを確認する訓練も行われ、行員たちが有事の対応を確認しました。