タコス店、試食会で課題探る 鹿角市

タコス店、試食会で課題探る 鹿角市

 紫色のトウモロコシ、ブルーコーンを使って、鹿角市内で料理店と加工品を販売する会社を立ち上げようとしている若者三人が、市民を招いて試食会を開き、課題を探りました。

 この三人は、以前、鹿角市で大学の研究をしていた20代の男性三人です。

 鹿角市が国内にはまだ本格的なものはないブルーコーンの産地になりうるとみて、それを使ったタコスの料理店と、加工品を販売する会社の起業を計画しています。

 市内の農家に去年から栽培を依頼していて、ことし採れたものを都内の料理店に見せたところ、一定の評価を得たということです。

 三人が起業の地に鹿角市を選んだのは、ブルーコーンの栽培の適地とみていることと、もう一つ理由があります。

 三人のうち鹿角市の出身者は一人だけですが、ほか二人も大学の研究で訪れるなかで、地域の人たちの温かさなどにひかれて好きになったそうで、産業の活性化と、若者が住みたい町になるための協力をしたい考えです。

 料理店の開店は来年6月ごろを想定していて、それに向けた試食会を9日に毛馬内の移住者の拠点施設で開きました。

 ブルーコーンと一般的なコーンの2種類の生地を作り、来場者およそ50人に食べてもらったところ、トウモロコシの香ばしさへの評価や、トッピングとのバランスでの改善の余地などが指摘されたということです。

 試食した40代の女性は、「ブルーコーンの甘さと、もちもちした食感が楽しめました。鹿角の人たちは新しいものが好きな人が多いので、喜ばれるのではないか」と話していました。

 メンバーの代表で、東京都豊島区に住む大学院生、片山嵐大郎(らんたろう)さん(26)は、「様々な評価をもらえたので参考にしたい。出店の場所など具体的な準備を進めて、若者たちが町の活性化などをざっくばらんに話し合える店を出したい」と話しています。