議員の審査に疑問、意見少なく 鹿角市

議員の審査に疑問、意見少なく 鹿角市

 鹿角市の議会が行った、昨年度のメーンの会計の決算の審査が、以前のおよそ半分ほどの時間で終了しました。社会に大きな影響を与えた新型コロナウイルスに関する質問が一切ないなど、議員側の審査が十分か、あり方が問われそうです。

 昨年度の一般会計は、総額200億円を超える、市と、市民の1年をまかなった財政の根幹で、事業の本数は、経常的なものを除き主要分だけでおよそ250件にも上ります。

 ところが11日に行われた審査で要した時間は、5年ほど前までと比べるとおよそ半分の規模にとどまる4時間半ほどでした。これには、市側が細部までていねいに示した説明の時間も含まれています。

 審査した議員は、委員長を除くと8人ですが、質問や意見を複数寄せた議員は一部にとどまり、一言も発言しない議員は3人いました。

 おりしも審査の対象になった昨年度は、市の総合的な計画の最終年度にあたる重要な年度だったほか、新型コロナウイルスの大きな影響を市民の生活も、産業も、社会全体も受けていました。

 しかし、それらに関する質問は一切ありませんでした。

 市の予算の執行が、申し分なく適切であるという認識の審査結果であっても、市の存続に関わる人口減少が続くなかで、対策を充実させる助言、提案が重要になっています。

 鹿角市の議会による決算の審査で要す時間は、市によりますと年々減る傾向にあります。

 市民の代表として決算に向き合う議員たちですが、審査が十分か、あり方が問われそうです。