全線開通90周年で写真展 鹿角花輪駅

全線開通90周年で写真展 鹿角花輪駅

 花輪線の全線開通から90周年を迎え、記念の写真展が鹿角市内の駅で開かれています。

 花輪線は昭和6年10月に、岩手県の田山駅と旧陸中花輪駅、現在の鹿角花輪駅の間が開業し、岩手県の好摩駅と大館市の大館駅を結ぶ全線が開通しました。

 これを記念して鹿角花輪駅では、歩みを振り返ってもらおうと、11日から写真展を始めました。

 社員が撮った写真や地元の博物館から借りた資料などが展示されていて、写真のなかには「国鉄カラー」と呼ばれる、クリーム色と朱色の車両を映したものなどがあります。

 また、最後の開通区間の工事の路線図や、開通の3年後に行われた式典が千300人を集め盛大に開かれたことなどが紹介されています。

 駅一つずつを紹介したパネルもあり、八幡平駅がかつて八幡平登山への玄関口として利用されていて、小豆澤駅から改名されたことや、十和田南駅をめぐって、小坂町や大湯温泉に線路を延伸する計画があったことなどが示されています。

 見学していた30代の女性は、「懐かしい写真がたくさん見られてうれしいです。利用者が少なくなっていますが、鉄道しか移動手段がない人たちのために維持を続けてほしい」と話していました。

 鹿角花輪駅の髙橋信浩駅長(59)は、「鉄道は住民とともにあり、発展してきました。写真展で懐かしさを感じた人に、乗車のきっかけにしてほしい」と話しています。

 この写真展は、鹿角花輪駅の開業日の17日まで開かれています。