コロナ禍で中止続いた全国大会が再開 鹿角市

コロナ禍で中止続いた全国大会が再開 鹿角市

 コロナ禍になって以降、すべて中止されていた鹿角市でのスキーの全国大会が再開し、選手たちが開催を喜びつつ競技に臨んでいました。

 鹿角市は地元の競技力の向上や経済波及効果につなげようと、「スキーのまち」を掲げ、各種の全国大会をほぼ毎年開催してきました。

 新型コロナウイルスの影響で、去年2月の大学生の大会「インカレスキー」を最後に、すべての全国大会が中止されてきましたが、感染状況を踏まえて今回、1年半ぶりに再開されました。

 小学生から一般までを対象にした「全国ジュニアサマーノルディックスキー兼鹿角サマージャンプ・コンバインド大会」が10日まで3日間、花輪スキー場で開かれ、遠くは愛媛県の選手、それに全日本の指定選手など、およそ220人がエントリーしました。

 ローラースキーの会場が商店街からスキー場に切り替えられたほか、来場者全員の体調管理シートの提出の義務化など、各種の感染対策が設定されました。

 関係者によりますと地元の選手のほとんどが久々の大会への出場になりましたが、ジャンプ、ローラースキーの両方で地元、花輪高校の選手たちが入賞を重ねるなど、はつらつと臨んでいました。

 出場した2種目で1位と4位になった花輪高校1年、高畑歩(あゆみ)選手は、「大会があるとその時点ごとの目標になるので、必ずあった方がいい。久々に楽しめたし、もっと持久力が必要だと課題が見つかって良かった」と話していました。

 また主催者側でも、競技力の面で貴重な機会になったと手ごたえをつかんでいます。

 県スキー連盟の田口將副会長(68)は、「大会も、宿泊を伴う合宿も自粛されてきたことで、仕上がりが全体的にいま一歩に見えるが、そうした課題を見つけられたことは成果だ。選手たちが現時点の競技力を見極め、今後に生かしてくれると思う」と話しています。

 もういっぽうの主催者の鹿角市も、ウィズコロナの大会のあり方を見いだせた格好です。

 市では、「競技関係者のほか宿泊施設、仕出し業者も含め、開催できたことは今後への励みになったと思う。選手にも、迎える市民にも安全な大会のあり方を確立して、来年2月の国体の成功と、スキーのまちの再始動につなげたい」としています。