大湯環状列石のガイドを再始動 鹿角市の中学校

大湯環状列石のガイドを再始動 鹿角市の中学校

 世界文化遺産の鹿角市の縄文遺跡「大湯環状列石」が地元にある中学校で、生徒たちがガイドをする取り組みを再始動させました。

 鹿角市の十和田中学校では10年ほど前に、大湯環状列石の世界遺産登録を応援しようと、一部の生徒たちが遺跡でガイドをしたり、イメージソングやダンスを披露したりしていました。

 その後、食や観光など様々な分野の応援に取り組みを広げたほか、遺跡にクマが出没したこともあり、生徒たちの現地でのガイドは中断しています。

 ことし7月、遺跡がいよいよ世界文化遺産に登録されることが決まり、ガイドの復活をめざすこととし、コロナ禍を踏まえ今年度は学校祭での発表を目標に設定しました。

 担当に決まった2年生10人は、現地で本物のガイドを受け、取り入れる説明を選ぶとともに、セリフを分かりやすいものに置き換えたうえで、暗記しました。

 いよいよ10日の学校祭で10人が体育館のステージに立ち、ガイドと客の役に分かれ、一連の案内を披露しました。

 発表では、「フラスコ状土坑」といった専門用語に解説を添えたり、客に予想を質問する場面を設けるなど、工夫されたものになっていました。

 発表した男子生徒の一人は、「分かりやすくすることに、特に注意した。今まで大湯環状列石に興味はありませんでしたが、少しずつ内容が分かってきた」と話しています。

 また発表を見た40代の女性は、「難しくない説明になっていて、楽しかった。地元の中学生たちが、遺跡を身近に感じながら継承していってほしい」と話していました。

 学校では新型コロナウイルスの感染状況をみながら、現地でのガイドの再開をめざすことにしています。