総合計画、対話と連携から補強も 鹿角市

総合計画、対話と連携から補強も 鹿角市

 鹿角市の9月議会は13日、一般質問が行われ、就任後初めて登壇した関市長は、市の総合的な計画を継続するいっぽう、市民との対話や近隣との連携から得る政策も結び付けていく方針を示しました。

 市がことし4月から取り組んでいる、この先10年に関する政策の総合的な計画は、前市長の代につくられたものです。

 13日の一般質問で戸田芳孝議員などが、「総合計画に関市長が新たに盛り込むこと、変えることがあるか」「市民に変革を訴えて当選したが、総合計画を継続するのか」などとただしました。

 これらに対し関市長は、「総合計画は、ふるさとを誇り、未来を拓くまち、鹿角の実現を掲げており、わたしの政策、公約の方向と一致する」とし、継続する方針を示しました。

 加えて、「市民との対話、多くの地域との連携で得たいろいろな政策を総合計画にジョイントしていきたい」「私のもつパイプも生かし、総合計画を実現したい」と述べました。

 いっぽう、地元での出産の受け付け再開に向けた取り組みを児玉悦朗議員に問われた関市長は、「就任以来、医師会や医科大学、知事、大館市など多くの関係者にお会いした。コロナ禍で県境を越えられず交渉が止まっているところもある。再開には医師3人のほか助産師や看護師の確保など多くの課題があり、整理している」と答えました。

 いっぽう、関市長が政策の一丁目一番地とする市民との対話の在り方を成田哲男議員に問われた市側は、「感染予防策をとったうえで、少人数で実施する。市民との対話、交流によって、市政の透明性の確保に努める」「現時点で若手の果樹農家、高齢者のグループの2件の日程が確定している」などと説明しました。

 また、市民との対話で耳の不自由な人への対応について、議場で手話を使って質問した丸岡孝文議員に対し市側は、「事前に希望があれば手話通訳者を配置する。手話を活用しない人とも対話できるコミュニケーション方法や、ツールの導入を検討し、対話を希望する大勢と意見を交わすように努めていく」と答えました。

 この日の一般質問では、議員側から関市長に対し、「簡潔に答弁を」と求めがあったり、質問と回答がずれる場面があるなど、議論がかみ合わないシーンがいくつもありました。

 鹿角市の定例市議会の一般質問は14日も行われます。