障害者とともに働く社会づくり 鹿角市の特別支援校

障害者とともに働く社会づくり 鹿角市の特別支援校

 障害者の雇用が進むなか、理解がある人を増やそうと、鹿角市の特別支援学校が地元の高校生を招いて、ボランティアの講座を開きました。

 花輪東山にある県立比内支援学校かづの校が12日に開いたこの講座には、希望した十和田高校の生徒5人が受講しました。

 講義では、支援校を卒業した生徒たちが地元でどのような職場に就職しているかや、在学中に、実習や進路学習を積み重ねていることが紹介されました。

 そのうえで、受講者たちが将来就いた職場に障害のある人が一緒に働いていた場合に、共生社会を実現してほしいと呼びかけられました。

 また、障害のある人への支援のあり方として、気づく、声をかける、動くの三つの頭文字をとった「き・こ・う」を意識することが提案されました。

 講座ではほかに、特別支援学校で学校行事をサポートしたり、車いすを使った介助などを受講者たちが学んだりしていて、修了時に認定証が発行されます。

 受講していた1年の男子生徒は、「障害のある人も努力のうえで就職していることがわかったので、一緒に働くことがあったら、同じ立場という意識をもちたい」と話していました。

 かづの校によりますと鹿角管内では、障害者雇用の制度の普及もあって、就職を果たせている卒業生が増えていて、会社側だけでなく、従業員側の意識の高まりも期待されています。

 かづの校高等部主事の山本大広(だいひろ)教諭(46)は、「障害者と何かをするときに、一緒にできる方法について考える意識を地域に広めたい」と話しています。