市民グループが子ども食堂 鹿角市で初

市民グループが子ども食堂 鹿角市で初

 無料または安い価格で子どもたちに食事を提供する「子ども食堂」が、鹿角市内で初めて開設されることになりました。市民グループによるボランティアの取り組みです。

 子ども食堂を開設するのは、市民でつくるグループ「子ども食堂はなわの会」です。

 社会問題について話し合っている有志たちが、コロナ禍も含め、家族だんらんの食事ができない家庭が地元にもあると考え、子どもたちの孤食を防ぐとともに、楽しい食事を提供しようと立ち上がりました。

 現時点の構想では、月1回ずつ、会員がもつ飲食店で開設し、夕食を高校生以下の子どもたちに無料で提供します。

 また、仕事や子育てに心身で追われている親もサポートしようと、子どもと一緒に食事をする場合に、300円で提供することにしています。

 料理や配膳、子どもたちの見届けなどを会員や賛同者で行ういっぽう、食材の調達では、少しでも多くの農家や事業所から協力を得たい考えで、賛同を呼びかけています。

 会の代表の一人、金沢博身(ひろみ)さん(72)は、「弱者を助ける取り組みが、何かできないかと考えていた。子どもたちが心穏やかに、楽しく食事ができる社会にしたい」と話しています。

 もう一人の会の代表、丸岡隆子(りゅうこ)さん(62)は、「家庭料理のなかで、子どもたちが好きなメニューを、地場産の食材で用意したい。おいしかったな、また来たいなって言ってもらいたい」と張り切っています。

 この子ども食堂の初回は、4日に花輪上堰向の飲食店「茶房Ryu(りゅう)」で、午後6時から8時まで開設されます。