収束後の仕込みの年へ 鹿角市の第三セクター

収束後の仕込みの年へ 鹿角市の第三セクター

 鹿角市の観光、物産の振興に取り組む市の第三セクターの株主総会が開かれ、3期連続となる黒字を過去最高の規模で計上するいっぽう、新型コロナウイルスの影響で客足が停まっていることが報告されました。

 市内への旅行者の呼び込みで入り口になる花輪の道の駅の運営と、旅行商品や特産品の販売を行う「かづの観光物産公社」の株主総会が22日夕方、道の駅で開かれました。

 昨年度の事業では、秋の観光シーズンに九州と香港からの入り込みが大幅に伸びたほか、きりたんぽ作りの体験の利用者が過去最高となる1万人を突破するなどし、決算で400万円あまりの黒字を計上しました。

 公社では、3年前に大手の観光業者から登用した営業部長が各種の改革を行っていて、3期連続となる黒字を過去最高の規模で計上する成果につながっています。

 いっぽう、新型コロナウイルスの影響で2月下旬から客足が止まっていて、国内の団体旅行の予約は9割がキャンセルされ、また、海外からの予約はなくなったということです。

 そうしたなか、今年度の営業計画では、新型コロナウイルスの収束後を見すえた対応と、来年春の道の駅のリニューアルオープンに向けた準備をポイントに位置づけています。

 具体的な取り組みとして、収束後に旅行事業のキャンペーンを予定するとともに、道の駅でのイベントのたびに、おはやしが人気の「花輪ばやし」を実演し、PRする方針です。

 また道の駅のリニューアルの機会を生かし、売店での分かりやすい商品のアピールや、レストランでのデザートメニューの強化などを想定しています。

 公社の岩船勝広社長(59)は、「感染が収束したときに、誘客や施設のリニューアルの対応で迅速に動けるように準備を徹底し、V字回復につなげたい」と話しています。