ことしの成人式、中止決定 鹿角市

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 鹿角市のことしの成人式が、新型コロナウイルスの感染予防のため、中止されることが決まりました。

 鹿角市の成人式は、お盆の帰省シーズンにあわせ毎年8月16日に、市が開いています。

 市が先月下旬に、ことしの対象者たちでつくる実行委員会の会議をオンラインで開き、意向を確認したところ、来年1月や1年後への延期を求める意見がほとんどを占めたということです。

 いっぽう、予定どおりの開催を求める意見はなかったということです。

 これらの意見をもとに市が対応を検討した結果、感染の終息が見とおせないなかで、延期しても開けない可能性があることなどを理由に、中止を決めました。

 鹿角市教育委員会生涯学習課では、「来年1月に終息しているかが見とおせず、また1年後に延期した場合は21歳と22歳の人を新成人として祝うことになり疑問を感じる。ひじょうに残念だが、世界全体がたいへんな状況であり、理解してほしい」としています。

 一生に一度の舞台を失った新成人たちからは、中止を残念がるいっぽうで、理解を示す声が聞かれています。

 八幡平中学校の出身で、東京都に住む20歳の女性は、「大人への心機一転の場面と、友人たちとの再会の機会がなくなってしまい、虚無感にとらわれています」と話しています。

 いっぽうでこの女性は、「リスクの高い所に住む若者たちが、簡単な気もちで帰省して感染を広げたらたいへんだとも思っていたので、ほっとしている面もある」とも話しています。

 ことしの鹿角市の成人式の対象者は、平成11年4月2日からの1年間に生まれたおよそ300人で、市ではなんらかの記念品を贈ることにしています。

 いっぽう、新型コロナウイルスの影響で中止が決まっている市の主催行事はほかに、市民運動会、消防団の大会、戦没者顕彰式、敬老会、全国ローラースキー選手権などがあります。