十和田湖の南側で観光連携 道を探るフォーラム

十和田湖の南側で観光連携 道を探るフォーラム

 十和田湖の南側の地域が、連携して観光客を呼び込む道を探るフォーラムが青森県田子町で開かれました。

 田子町は、農村に宿泊するスタイルの観光とともに、近隣の自治体と連携して観光振興を進めようと、「環十和田湖南側ゲートウェイ構想」と名づけた取り組みを、先月スタートさせました。

 その第一歩となるフォーラムが9日、田子町の複合施設「タプコピアンプラザホール」で開かれ、関心をもつ人など100人あまりが訪れました。

 呼びかけに応じた3つの市と町の代表が公開討論を行い、広く認知されている十和田湖の北側のルートと差別化して売り込もうと、「初めての旅」「田舎の旅」「冒険のような旅」をテーマに据えて意見を交わしました。

 鹿角市の阿部一弘副市長は、「田舎の特色は文化であり、歴史や料理、伝統芸能など、広く捉えて発信するべきだ」などと述べました。

 また岩手県二戸市の佐藤晴彦産業振興部長は、「神楽は都会にはなく、都市や外国の人が、良い意味でのカルチャーショックを受けている。披露できたらいい」などと提案しました。

 いっぽうゲートウェイ構想の鍵になる広域連携について、青森県三戸町の松尾和彦町長が、「各地域を結ぶ道路が冬に通行止めになる。スノーモービルでの行き来など、面白いアイデアも出し合えるといい」などと述べました。

 訪れていた三戸町の60代の女性は、「十和田湖単体では観光客を呼び込む力が弱くなっているので、近隣の地域が連携して、呼び込む力を上乗せしていけたらいい」と話していました。

 フォーラムを主催した協議会の会長を務める、田子町の山本晴美町長は、「それぞれの地域が食や文化、体験など資源をもっており、連携によって魅力を高めて、十和田湖と共に選ばれる地域にしたい」と話しています。