新成人「住みたい町」議会へ提案 鹿角市

新成人「住みたい町」議会へ提案 鹿角市

 鹿角市の新成人たちが「住みたい町」について考えた催しで出された提案が、町づくりに生かしてもらおうと、市議会に提出されました。

 先月行われた鹿角市の成人式では、新成人たちの発案により、代表者5人が住みたい町についての提案を発表し、共感する発表に投票する催しが、初めて行われました。

 その提案を町づくりに生かしてもらおうと、11日、成人式の実行委員会が市議会に提出しました。

 実行委員会の杉江瞳莞(とうい)実行委員長(21)が冊子を宮野一秀議長に手渡し、「若者たちが鹿角に帰ってくるきっかけにしてください」と求めました。

 これに対し宮野議長は、「賃金のことなど、鹿角市に人を集めるために有効と考えられる意見があった。参考にして、市政に結びつくようなことをしていく」と話しました。

 杉江実行委員長は、「若者たちの声を届ける場面がないと思っていたので、いい機会になりました。今回の催しをとおして、新成人たちの多くが、鹿角市が好きだと思っていると感じたので、市外に住む人が帰りやすくなる環境をつくっていけるといい」と話していました。

 成人式で出された提案は、地域全体で子どもたちを育てる環境づくりや、地元の魅力をSNSで共有できる仕組み、また自然を生かしたテーマパークの建設などです。

 投票で最も大勢の共感を集めた千葉市の大学生、兎澤真衣子さん(21)の発表は、最低賃金の引き上げに関するもので、「同じ仕事であれば、地方も都市部も同じ賃金を支払うべきです。すべての地域に住む人がそれぞれの地域で活躍し、物の豊かさよりもむしろ、人生の質を追求する生き方を選べる社会をつくっていかなければいけない」と主張していました。