農水省の職員が農村研修 鹿角市

農水省の職員が農村研修 鹿角市

 若手職員を農業の現場に派遣する農林水産省の研修が鹿角市で初めて行われていて、24歳の男性が果樹農家の実態にふれています。

 これは、農家の作業や生活を体験することで、地方や現場を知り、実態に即した施策の立案につなげようと、農林水産省が入省2年めの職員を対象に行っているものです。

 鹿角市内で初の受け入れとなった今回、高収益の作物をテーマにした研修を希望した、農村振興局農村計画課の田中将貴(まさたか)さん(24)が、鹿角市大湯の果樹農家を訪れています。

 田中さんは9日から1か月間、農家に滞在しつつ、農作業や農家の生活にふれていくほか、地元の若手農家たちとの意見交換や、地域のイベントの手伝いなどもする予定です。

 最初の作業の体験となった10日は、最盛期を迎えているモモの収穫を手伝い、田中さんは「作業は重労働ですが、皆さんがパワフルに仕事をされていて、すごいと思います」と話しています。

 そして、「新規就農者がなかなか増えないので、今回若い人たちの声を聞くなどして、より良い施策をつくっていきたい」と先を見据えています。

 いっぽう、田中さんを受け入れている大湯関上の果樹農家、佐藤一さん(69)は、「自分たちみたいな年配の人たちが、必死に仕事をしているところを見てもらい、必要な政策を考えてくれたらうれしいです」と話しています。