温泉街に勇壮な拍子響く 大湯大太鼓まつり

温泉街に勇壮な拍子響く 大湯大太鼓まつり

 鹿角市の秋田県無形民俗文化財「大湯大太鼓」が地域を巡る催しがことしも行われ、叩き手たちが迫力ある音を響かせました。

 大湯大太鼓は、直径およそ1.2メートル、重さ40キロほどある大太鼓を4人で担ぎ、うち1人がばちで叩いて、迫力ある音を響かせます。

 戦国時代に南部の兵士の士気を高めようと打ち鳴らしたのが始まりと言われ、現代では各集落での盆踊りのほか、保存と技術の向上を目的とした「大湯大太鼓まつり」で叩かれています。

 そのまつりがことしも8月15日にあり、町の中心にあるお寺で「供養太鼓」と呼ばれる行事が行われたあと、市街地を巡って披露する合同運行が繰り広げられました。

 例年は10か所あまりで披露されますが、ことしは猛暑を受け、3か所に短縮されました。

 4つの町内が7つの太鼓を持ち寄り、若者や子どもたちが華麗なばちさばきで、重厚な拍子を温泉街に響かせていました。

 演奏を見に来ていた大湯湯ノ岱の70代の女性は、「子どものころから見ていますが、見事なばちさばきと大きな音なので、見ていると気もちが高まります」と話していました。

 また参加していた小学4年の女の子は、「太鼓を叩くと、気もちがよくなります。大人になっても続けていたいです」と話していました。