ユネスコ5団体で連携組織 東北山・鉾・屋台協議会

ユネスコ5団体で連携組織 東北山・鉾・屋台協議会

 鹿角市の花輪ばやしなど、ユネスコ無形文化遺産に登録されている東北の5つの山車や屋台の行事の保存団体が連携する協議会が、設立しました。

 参加しているのは「花輪祭の屋台行事(花輪ばやし)」のほか、秋田市の「土崎神明社祭の曳山行事」、仙北市の「角館祭りのやま行事」、また青森県八戸市の「八戸三社大祭(さんしゃたいさい)の山車行事」、そして山形県新庄市の「新庄まつりの山車行事」です。

 おととし、ユネスコ無形文化遺産に一括登録された全国33の山車や屋台の行事のうち、東北にある5つの行事の保存団体で連携していこうと、去年から協議してきました。

 5日に仙北市の観光施設で、「東北山・鉾・屋台協議会」の設立総会が開かれ、会則と役員を決めました。

 会の目的には、文化財の保護と、観光を含む祭りの活用、また地域文化の向上への寄与を設定しました。

 総会の開催地を1年ごとに変えることにしていて、その開催時に、何らかの取り組みを設定していく見とおしです。

 会長には新庄まつり山車行事保存会の武田一夫会長が選ばれ、来年度の総会は新庄市で開かれることになりました。

 武田会長は、「来年8月の祭りに4団体を迎えて、直接見ていただきたいし、ほかの祭りも見に行って、互いの刺激にしたい。活動は、今後の話し合いで見いだしていくと思う」と話していました。

 総会に出席した新庄市の山尾順紀(じゅんき)市長は、「それぞれ祭りがなくては始まらない地域であり、情報を交換し、新たな知恵をしぼりながら、祭りの継承につなげましょう」とあいさつしました。

 また、副会長に就任した花輪ばやし祭典委員会の戸澤正英会長は、「東北各地の大小の祭りがそれぞれ続くためのけん引役になるとともに、5つの祭りの開催地に経済波及効果をもたらすような機会がつくれたらいい」と話しています。