移住者の男性がくん製会社をスタート 鹿角市

移住者の男性がくん製会社をスタート 鹿角市

 鹿角市に移住した男性が、目標にしていた、くん製の会社のスタートを実現させました。「真心とオリジナリティーを大事にしていきたい」と意気込んでいます。

 くん製を製造、販売する会社をスタートさせたのは、ことし3月まで市で移住者に関する「移住コンシェルジュ」という担当をしていた松村託磨さん、32歳です。

 大阪から移住した鹿角で起業を模索するなか、「どうせなら、自分が楽しめることを仕事にしよう」と、趣味のくん製づくりで、実現させました。

 ことし4月から八幡平大里の工房で試作を重ね、第1号の商品、ナッツの詰め合わせが誕生しました。くん製らしい香ばしい香りと、甘みと苦みを併せもつ味わいが特徴です。

 高いレベルのおいしさを出そうと、製造にとことんこだわっていて、くん製にする素材だけでなく、味つけの脇役までも徹底的に選び抜き、また、くん製の出来を左右する、燃やす木はサクラに限定。そしてくん製機は、自らの設計です。

 松村さんが、オリジナリティーとともに、会社の成功のポイントに挙げているのが、真心です。

 松村さんは、「食べる人が、幸せを感じるシーンを思い描いて商品の構想を練るようにしている。食べる人の気もちや、喜びを大切にしたい」と話しています。

 そうした思いで開発したナッツの詰め合わせで思い描いたのは、女性がくつろぎながら、コーヒーとともに楽しんでいるシーンです。そして、「もちろん、男性がくん製を楽しむ、酒のつまみも今後出します」と笑って話します。

 松村さんの商品は、花輪のカフェで販売されているほか、近く、市内の道の駅にも並ぶ見とおしです。

 松村さんの会社「燻製(くんせい)屋 猫松」へのお問い合わせは(電話090・4554・3231)へお寄せください。