認知症を支える研修会 鹿角市

認知症を支える研修会 鹿角市

 認知症の人と家族に対する支援のあり方を考えてもらおうという研修会が、鹿角市で開かれました。

 この研修会は、認知症の人と家族を地域で支える環境をつくろうと、秋田県大館保健所が開いたもので、26日、花輪の複合施設「コモッセ」には、家族や福祉施設のスタッフなどおよそ80人が集まりました。

 研修会では、認知症の人と家族を支援する秋田市の市民団体「ひまわりの会秋田県支部」の石村照子代表が、支援のあり方などで講演しました。

 石村さんは、認知症の人の家族には、自分だけで悩みを抱え込んでいる人や、近所に知られたくないと考えている人が多いとし、「もう少し様子を見ようなどと考えていると、悩みがどんどん複雑になり、心が重くなる。介護をする人は孤独になりがちだ」と指摘しました。

 そのうえで、家族がなるべく早く、行政などの相談窓口を利用することが理想的だとして、「たくさんの人の手を借りて、自分はできることをする、という発想がもてるといい」とアドバイスしました。

 いっぽう、介護をしている家族に対する支えとして、「頑張って、と言われることは辛いので、何か手伝うことはないか、どこかに気分転換に行こう、などと声をかけられるといい」と提案しました。

 参加していた、市内の福祉施設の介護士の女性は、「本人や家族の頑張りだけではたいへんで、周りのサポートが欠かせないことを改めて感じました。ねぎらいの声かけなど、サポートの一つずつを大事にしていきたい」と話していました。