夏休みの勉強を地域の大人が応援 鹿角市

夏休みの勉強を地域の大人が応援 鹿角市

 夏休み中の子どもたちの勉強を地域の大人たちがサポートする教室が鹿角市で始まり、子どもたちがアドバイスを受けながら次々と宿題を進めています。

 これは、子どもの教育に地域の力を活用しようと、鹿角市教育委員会が一昨年度にスタートさせたものです。

 ことしの夏休みの初回の22日は、小学生15人のほか、指導者役の教師と元教師たち5人が花輪の市民センターに集まりました。

 教室が始まると子どもたちは、国語や算数のドリル、それに読書感想文など、持参した夏休みの宿題を自習しました。

 そして指導者役の大人たちが見て回り、答えが間違っていたり、空欄があったりすると、ヒントを出していました。

 訪れていた十和田小5年の女の子は、「分からないところを先生たちに聞いて、次に同じ問題にあたった時にできるようになっていると思うので、うれしい」と話していました。

 この催しは、子どもたちの学習をサポートすると同時に、地域の大人たちの力を発揮する場面をつくっているのも特徴です。

 「地域学校協働本部」の田中覚(さとる)会長(66)は、「子どもと地域の大人の接点が増えると、子どもたちのなかで、将来地元で恩返しをしたいという気もちがうまれると思うので、地域で子どもを育てる機運を高めたい」と話しています。

 「かづの未来塾」と題したこの催しは、今後も各地を巡り5回開かれ、小中学生が随時参加できます。

 主催する市教育委員会は、「好評の声を受け、コロナ禍の休止を経て2年ぶりに開いた。子どもたちが1学期に分からなかった問題に自信をもてるようになって、2学期に気もちよく学校に行ってほしい」と話しています。