テロ阻止へ告知なしの実践訓練 鹿角の警察署

テロ阻止へ告知なしの実践訓練 鹿角の警察署

 東京オリンピック、パラリンピックを直前に控え、テロを未然に防ぐ訓練が鹿角市で行われ、参加者たちが事前に内容を知らされない、実践形式で臨みました。

 これは、鹿角警察署がテロ対策を官民一体で進めようと、標的にされやすいライフラインの施設や、爆発物の原材料になりうる薬品を扱う業者などと結んでいるパートナーシップを基に行われた訓練です。

 より実践的にするため、訓練に参加するほとんどの警察官と民間の人たちに対し、日にち以外のことを事前に知らせない「ブラインド方式」と呼ばれる形がとられました。

 19日、犯人役の警察官2人が各地を巡って、不審な行動をとり、それぞれの場所で応対した人たちの対応が試されました。

 その結果、ホテルでは犯人役が持っていたガソリンの携行缶にフロントの人が気づいて警察に通報し、また薬局やホームセンターでは、塩酸や大量の花火を購入しようしていたため、身分照会を求めて、入手を阻止していました。

 そして警察官たちは、無線で情報を共有しつつ、二人が乗った車を追跡し、公共施設の駐車場で職務質問を行い、放火を準備していたことを聞き出していました。

 職務質問のなかで警察官たちは、犯人役がはいている靴下の中から隠していたライターを発見したり、急に走って逃げ出した犯人役を追いかけて捕まえるなど、冷静に対応していました。

 訓練後、鹿角警察署は、「過去にはオリンピックの開催地から遠い、地方の町でもテロが起きている。テロの阻止では官民の連携が力を発揮するので、不審なことに気づいたらすぐに警察に通報してほしい」と話しています。