遭難対策の体制整える 鹿角市と関係機関

遭難対策の体制整える 鹿角市と関係機関

 山菜採りのシーズンを迎え、遭難の予防と遭難者の早い救助をめざし、鹿角市内の関係機関が体制を整えました。

 鹿角市では毎年のように遭難が発生し、死者も出ていますが、ほとんどがタケノコを採ろうと市外の各地から訪れる人によるものであり、予防を難しくしています。

 市と警察、消防などで組織する遭難対策委員会がこのほど市役所で開かれ、今年度の体制を整えました。

 会議では、早期の救助と二次遭難の防止のため、山の案内を依頼している人たちが、近年、確保しづらくなっていることが報告されました。

 そしてその対応として、現在2台あるGPSの発信機をさらに2台購入することを市が説明しました。

 いっぽう参加者からは、捜索中の隊員たちがクマから身を守るためのマニュアルを作ることが求められました。

 いっぽう、捜索で、警察、消防や市役所の職員を除く、一般の人に対し支払われる、遭難者が負担する基準額について、一人一日あたり案内人で2万6千円、消防団員で1万2千円の額を据え置くこととしました。

 市内では去年、遭難が6件あり、1人が亡くなったほか、2人がけがをしました。

 6件の遭難のうち5件がタケノコ採りによるものだったほか、市外の人が5人とほとんどを占めました。

 市では、「対策をとり、遭難者を出さないよう一層の防止策を講じていく」としています。