高校生の地元希望、過去10年で最少 鹿角管内

高校生の地元希望、過去10年で最少 鹿角管内

 来年3月に鹿角管内の高校を卒業予定で、現時点で地元に就職したいと考えている生徒の数は42人で、過去10年で最も少なくなっています。

 21日に開かれた新規高校卒業予定者に関する会議で示された情報によりますと、ハローワーク鹿角が今月15日に、管内の4つの高校に聞き取ったところ、卒業予定者のおよそ3分の1にあたる85人が就職を希望しています。

 このうち県内に就職したいと考えている生徒は42人で、前の年度に比べ1人少なくなっています。

 そしてこの数は、過去10年で最も少なくなっており、若い働き手が不足するなかで、懸念されるデータとなっています。

 県内希望の42人は、県外希望の31人を上回っていますが、前の年度に管内の事業所からの求人が247人あったことを踏まえると、大規模な人材不足となりそうです。

 若い働き手の不足を背景に、近年高校生に対する求人は増え続けていて、前の年度の247人は過去10年で最も多くなっています。

 ただ、これらはあくまで今月15日の時点の聞き取りによるもので、今後生徒たちが事業所の求人情報にふれるなどするなかで、希望が変わる可能性があります。

 いっぽう、ハローワーク鹿角が20日までに管内の91社から回答を得た調査で、新型コロナウイルスの影響を受けて採用を予定しないと答えた企業が2社ありました。

 ハローワーク鹿角の佐野一彦所長は、「企業の魅力をPRして、一人でも多くに企業で活躍してもらい、地域の発展につなげたい。新型コロナウイルスの影響で求人を取り消す動きが出ており、注視していきたい」と話しています。