「古川大太鼓」「花輪通絵図」文化財指定へ 鹿角市

「古川大太鼓」「花輪通絵図」文化財指定へ 鹿角市

 鹿角市の伝統芸能「錦木古川大太鼓」と、江戸時代の資料「花輪通(どおり)絵図」が、市の文化財に指定されることになりました。

 教育委員会が20日、市文化財保護審議会が指定すべきと答申していた2件について、指定することを決めました。

 指定された錦木古川大太鼓は、江戸時代に盆踊りなどで演奏されていたのが始まりと言われ、現在は保存会が、集落内の交流行事や各地のイベントなどで叩いています。

 直径、長さがそれぞれ1メートル余り、重さ25キロから40キロの大太鼓を、女性も含め、一人で担いで叩くのが特徴で、叩く時に頭の上でばちを回す華麗な仕草も見ものです。

 保存会の中島善年(なかしま・よしとし)会長代行(54)は、「今まで関わってきた人たちが大事に続けてきたことが認めてもらえて、うれしい。女性や子どもも叩き手の主役になっているので、みんなでつないでいきたい」と話しています。

 もう一つ指定が決まった花輪通絵図は、江戸時代に盛岡藩が作った花輪、八幡平、尾去沢の地図で、現在は八幡平石鳥谷の個人宅で保存されています。

 幅およそ3.2メートル、縦およそ2.8メートルの大きなもので、町だけでなく、山や林まで表現豊かに描かれているのが特徴です。

 市は今回の2件について、今月中に正式に指定する方針です。

 鹿角市の文化財は現在、建物、資料、民俗文化財、史跡、天然記念物など54件あります。