競技底辺拡大へ改革 秋田県のアルペン界

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 子どもから大人までのアルペンスキー選手たちが一緒に競技をする場面をつくって、競技人口の減少に歯止めをかけようと、秋田県の関係者たちが奔走し、ことし実現させました。

 国体の選考大会に位置づけられている県民体育大会スキー競技会(県体スキー)でことし、アルペン種目の小中学生の部が設けられました。

 小学生から大人までの選手たちが大会で一緒に競技をするようになり、全国的にも珍しいということです。

 今回の改革により、ジュニア選手たちが県内のトップ選手の滑りを見られる機会ができ、憧れや刺激にしてもらいたい考えです。

 さらに、ジュニア選手の滑りを、上の年代を指導している人たちが見られるようになるため、アドバイスをしたり強化合宿に誘ったりできるようになり、競技力の向上や、ジュニア選手たちが上の年代に進んでも競技を続けることが期待されます。

 県内のスキー界をめぐっては、競技者の減少が続いており、県体スキーのことしのアルペン種目のエントリーは、10年前のおよそ6割の規模の50人まで減っています。

 そうした状況を打破しようと、関係者たちが各界への働きかけなどで奔走し、去年まで70回続いてきた大会の歴史を変えることに成功しました。

 改革に奔走した秋田県スキー連盟のアルペン部長で、花輪高校教諭の佐藤範朋さん(41)は、「違う年代の選手と指導者がつながることで、いろいろなことができるようになる。まずは下の層の発掘と強化に力を入れて、全体を盛り上げていきたい」と話しています。

 県体スキーのアルペン小中学生の部は今月18日に行われ、会場はほかのアルペン種目とともに、花輪スキー場の雪不足を受けて秋田八幡平スキー場に変更されました。