小水力発電の施設、運転開始へ 鹿角市

小水力発電の施設、運転開始へ 鹿角市

 小さな川の流れを利用して水車を回し電気を起こす小水力発電の施設が鹿角市で建設され、いよいよ運転が始まります。

 「近江谷地西村小水力発電所」と名づけられたこの施設は、地域への導入のモデルにしようと、鹿角市大湯の林業会社が、花輪長野の間瀬川で建設したものです。

 建物は面積が50平方メートルあまりとコンパクトで、川の水の一部を地中を通して取り込み、水車を回して発電する仕組みになっています。使った水は川に戻されます。

 現在、試験運転が行われていて、予定では今月24日午前0時に本格的な運用が始まるということです。

 発電量はおよそ33万キロワットで、一般家庭およそ78世帯の1年分の消費電力を作れます。

 総事業費は、着工当初に1億5千万円程度を設定していて、市でも200万円を補助することにしています。

 日本で主流の火力発電は、枯渇が見込まれている石油を使っているのに対し、小水力発電は資源に限りがない再生可能エネルギーの一つで、そのなかでも風力や太陽光などと違い24時間、発電できるのが特徴です。

 秋田県によりますと、河川を利用して、地元の企業が小水力発電の施設を建設したのは、県内で初めてということです。

 建設した西村林業の西村公一社長(45)は、「世界的に、持続可能な社会づくりへの努力が必要になっているなかで、地元資本で実現できた。完成後に見学と勉強会をセットにした催しを開きながら、持続可能な取り組みを広げていきたい」と話しています。