声良鶏銅像、市民の請願を不採択 鹿角市議会

声良鶏銅像、市民の請願を不採択 鹿角市議会

 鹿角市が鹿角花輪駅前から「市の鳥」声良鶏の銅像の移設を計画しているのに対し、市民団体が反対している問題で、市議会の委員会で11日、市民団体が提出した請願の採決が行われ、不採択としました。

 請願の採決は市議会の教育民生委員会で行われ、賛成する議員からは、「資料館にどうしても移設しなければいけないとしている意味が分からない」とか「市民600人の反対があるのだから、尊重すべきだ」などの意見が出されました。

 対して、請願の趣旨に反対する議員たちは、「銅像を資料館に移設すれば、街なか観光につなげられる」とか「銅像を資料館に移して、市の歴史を一層語る施設にしてほしい」などと主張しました。

 採決の結果、請願に対する賛成が1人、反対が4人となり、請願を不採択としました。

 この請願はこのあと、今月21日の本会議で議員全員による採決が行われ、市議会としての意思表示を決めます。

 請願を提出した「声良鶏銅像設置を考える会」の奈良東一郎会長(88)は、「議会が、市民の要望の重要性を理解しているかを考えると、残念です。仮に移設されたとしても、駅前に戻す運動を根強く続けたい」と話しています。

 いっぽうこの日は、政府が秋田市に配備する方針の新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」をめぐり、市民団体などが提出した、配備計画に反対する意思表示を求める請願、陳情あわせて3件の採決も行われました。

 総務財政委員会で採決が行われ、賛成が2人、継続審査の求めも2人と同数で並び、委員長裁決の結果、継続審査となりました。


市民団体の請願に対し賛成少数となった採決