ワインの仕込み始まる 小坂町

ワインの仕込み始まる 小坂町

 地元で収穫されたこだわりのブドウでワインを作っている小坂町で、ことしの仕込みが始まりました。

 ことしのワインの仕込みが始まったのは、小坂町藤原にある町の醸造施設です。

 9日、作業員たちが機械でブドウの実と茎を分けたあと、実をタンクに入れると、甘酸っぱい香りが広がりました。

 この日は、赤ワインになる品種「小公子」およそ3.5トンを使って仕込みが行われ、このあと発酵などの工程を経て、1年かけてワインに仕上げられます。

 国内のワイン業界では外国の品種のブドウを使うのが主流ですが、小坂町はあえて日本独自の山ブドウの品種にこだわっています。

 これは、山ブドウの品種に適した土壌をもっているためで、加えて、収穫前の昼と夜の寒暖の差により、高い糖度がのるとともに、赤ワインで大事な酸味がバランスよく残るそうです。

 ワイナリーの管理者、高橋竹見さん(65)は、「ことしは収穫の時期に雨にあたっていないため、ブドウの皮が割れておらず、雑味のない最高級の出来になっている。仕上がりを楽しみにしていただきたい」と話しています。

 町の醸造施設ではことし、およそ20トンのブドウの仕込みが計画されていて、ワインは去年より3千本ほど多いおよそ2万本の出荷が予定されています。