支所の統合・廃止案を承認 鹿角の農協

支所の統合・廃止案を承認 鹿角の農協

 鹿角市と小坂町を管轄する農協の総代会が開かれ、支所、出張所の統合、廃止を進める案が承認されました。

 3千11の個人と法人で組織する「かづの農協」の、農家の代表による総代会が29日、花輪の農協会館であり、感染予防への協力の呼びかけをとおし、393人の書面議決と、およそ30人の出席で開かれました。

 執行部が提案した再編案は、経営の合理化と営農指導の強化が目的で、主に金融業務を扱っている五つの支所と一つの出張所について、二つの支所と三つのプラザに段階的に縮小し、ねん出したおよそ20人の職員で営農指導と、金融、共済を強化しようというものです。

 小坂支所を今年度後半に、柴平支所を来年度に、八幡平支所を3年後以降にそれぞれ、機能を縮小したプラザに改め、常駐する1人が一般的な相談や、専門部署とのテレビ電話の取次ぎなどを、もう1人配置する職員が外勤などを担当する方針です。

 また大湯出張所は建物の老朽化を踏まえ、ことし11月下旬に廃止する考えです。

 再編案の提案に対し出席者からは、「支所は、地域のコミュニティーをつくりながら、金融、共済、購買事業に貢献してきた役割もある」とか、「プラザになると組合員が行かなくなって、廃止される動きが先進事例にある」などと、再編を疑問視する声が続きました。

 これらに対し菅原俊二組合長は、「長年課題と言われてきた営農指導の強化につなげたい。組合員の力になるため、組合員の収入を増やすための再編にしたい」と理解を求めました。

 いっぽう、昨年度の決算は金融、共済事業の好調などで7千200万円あまりの剰余金を計上し、11年ぶりとなる組合員への出資配当金として、年額0.8%の配当を決めました。